レウスティク賞
年レウスティク児童文学功労賞受賞
ポロンツァ・コヴァチュ
(1937年2月19日 ~ )
物語作家のポロンツァ・コヴァチュの作品は幻想的な動物の物語や現実的な物語が多 く、文学的なアプローチと指導が上手に組み合わせられている。本人は、自分が生きて いる時代を観察し、理解したいと言い、「私の物語は、この時代を経験できる私自身の 喜びから生まれてきた」と述べる。
『五匹の子犬の居場所探し』
寝ている時時々目を覚ますと、数えた。「一匹、二匹、三匹、四匹、五匹。あ、良か った!鼻が五本だ。しっぽも五本だ。大丈夫だ」時間が経ち、ダックスフントの子犬た ちが大きくなっていくと、彼らの世話で手いっぱいだった母犬が暇がなくて心配した。 そんなにたくさん食べる子犬はいない。それに、そんなにたくさんおしっこする子犬も いない。それに、五匹の中、三匹の子犬は寝ていても、二匹は間違いなく大声でワンワ ンしていた。それに、そのアホンダラのノミもいた。五匹の子犬の母犬は本当に大変だ 。それでも、母犬は寝れないぐらい、そして、食べられないぐらい幸せだった。毎日、 どれが一番きれいだかを迷いながら「鼻が五本だ。しっぽも五本だ。」と数えていた。